ペネトレーションしのべくん

さようなら、すべてのセキュリティエンジニア

SRE Tech Talks #2に参加した

概要

「SREとか超かっけえ」という生半可な気持ちで「SRE Tech Talks #2」なるイベントに参加して思ったこと。

SREとは何なのか

TLに流れてくるSRE関連ツイートから「SRE=超できるインフラエンジニア、または彼らによるエンジニアリング」ぐらいの定義をしていて、あぁなんて高い山だろうと勝手につらみを感じていたんだけど、最初のセッションでメルカリの@cubicdiyaさんがSREのミッションをオペレーションとソフトウェアエンジニアリングの2つにシンプルに定義してくれて、SRE(する)とは?っていうモヤが少し晴れた。Googleが公開したドキュメントも読み込んでみようと思う。英語苦手だけど。

Google - Site Reliability Engineering

技術が資本

登壇者の方々や懇親会でお話しした方々は皆スキルフルで、やっぱりSREも技術があって、その上で何をするか、なんだなと思った。On-Call Engineeringは目から鱗。他の登壇者の方のセッションも、DBチューニング、サーバクラスタリング、バックアップ技術など、同じSREという括りの中で、裾野の広さを感じさせられた。

制度も大事

@cubicdaiyaさんのセッションの話ばっかりだけど、制度設計や会社の理解も重要だと思い知らされた。「皆電車乗ってたら困るから、On-Call当番は他のメンバーが出社した後に遅れて出社する」とか、On-Call対応期間中の手当とか。

ネットワークエンジニアから見たSRE

Site Reliabilityっていうぐらいだから、やはりWeb/DB/Appのウェブ系三銃士(人によってはリバプロが加わる)の話がメインだった。やっぱりまだまだサーバサイドの修行が足りない。特にMySQLの話なんかチンプンカンプンだった。

インフラエンジニアに囲まれて仕事をしているからなんとなく自分もインフラエンジニアという括りにいれてしまいそうになるけど、実際のところ未だにネットワークエンジニアしている。それも昔ながらのネットワーク屋って感じの。同じようなことをしている人達を貶めるつもりは一切ないし、ネットワークは好きだから、私はネットワークのためにコードを書いて、ネットワークのためにAPIを叩きたい。

そんななので、イベント中「ほとんど(と言うか全く?)ネットワークについて誰も話さないけど、ネットワークってSite Reliabilityには関わってないの?」と思ってしまう。ネットワークエンジニアの視点から見たSREもまたオツだと思うので、ぜひ聞きたいし、私も話したい(でも自社の事例を話せるようなフランクな会社でないのがつらいところ)。