ペネトレーションしのべくん

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【手順書】CentOS7にanacondaをインストール

概要

anacondaというpythonディストリビューションVirtualBox上のCentOS7にインストールする。 プログラミング言語ディストリビューションという概念がよく分かっていない……。

pythonの環境構築関連の記事で上位にあったので、(データサイエンティストを目指してはいないけれど)以下を参考に構築。

qiita.com

python環境構築の問題点

参考ページ内で述べられている問題点は次の通り。

  1. 2.Xと3.Xの使い分けが必要
    • 用途や仕様ライブラリの違いによるもの。
    • 2.Xでスクリプト書いてて3.Xじゃないと使えないメソッドがあった、ぐらいの経験はあるけど、古い方使わなきゃならないシチュエーションに直面したことはない。
  2. 開発環境管理システムが必要
    • 共存できないライブラリがあるなど。
    • 全く経験がない。
  3. パッケージ管理システムが初心者泣かせ
    • 3.3まではpipがプリインストールされておらず、また別のパッケージ管理システムからインストールする必要がある。
    • これは面倒だった。
  4. LinuxMacのプリインストールは大体2.X
    • おっしゃる通りです。

で、これらを綺麗サッパリ解決してくれるのがanacondaというpythonディストリビューションであるとのこと。

anacondaとは

前述の通り、pythonディストリビューションのひとつ。 パッケージ管理システムであるcondaの高い汎用性が、前述の問題点のほぼ全てを解決してくれる模様。

  • パッケージ管理システム(pip)
  • バージョン管理(pyenv)
  • 仮想環境管理(virtualenv)

参考ページでは前述4つ目の問題点に関してはpyenvとの組合せでないと解決しないような記載あり。 開発環境の管理とはまた別の話ということなのだと思われる。

anacondaの導入手順

1. pyenvのインストール

$ git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc

2. anacondaのインストール

# 最新バージョンを確認する。
$ pyenv install -l | grep ana

# anacondaをインストールする。
$ pyenv install anaconda3-4.1.0

# anacondaをメインのpythonに設定する。
$ pyenv rehash
$ pyenv global anaconda3-4.1.0

# activeがpyenvとanacondaでバッティングするので、anacondaの方のpathを通す。
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/versions/anaconda3-2.5.0/bin/:$PATH"' >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc

#conda自体をアップデートしておく。
$ conda update conda

使い方

仮想環境

  • 仮想環境の構築
conda create -n py2 python=2.7
  • 仮想環境の削除
conda remove -n py2 --all
  • 仮想環境の確認
conda env list
conda info -e
  • 仮想環境の出入り
# 仮想環境に入る。
source activate py2

# 仮想環境から抜ける。
source deactivate

メモ

パッケージ管理については今のところ必要としていないので割愛する。